コラム Column

Jリーグに外資マネー。もたらす効果とは?

スポーツ   2014/12/04  

こんにちは。代表の加藤です。

新しいオフィスへ移転し、まだ一部家具などが間に合っておりませんが、
メンバー一同、心機一転稼働しています。

 

さて先月、こんなニュースがありました。

 

goal.jpg

『Jに外資マネー!チェルシー級ビッグクラブ誕生も』

これは、2つの観点から歓迎すべきことだと考えます。

1つ目は、経営の考え方・スタイルの多様化。

現在のJリーグクラブでは、
・経営者が大企業からの出向者である「大企業型クラブ」
・行政が株主として連なる「行政型」
・地域の有志らが立ち上げた「街クラブ型」
があり、それぞれの経営スタイルがあります。

欧米(或いは中国・ASEAN系)経営が全てよいとは思いませんが、そこに新たな経営スタイルが入ってくることで、良いところはお互いに吸収し合えばよいでしょう。(ここに、弊社も近い将来「ベンチャー型クラブ経営」という形で参入したいと考えています)

 

そして2つ目は、豊富な資金による投資余力です。

現状は、投資余力とJリーグのファイナンシャルフェアプレーの観点で大きな先行投資ができず、低位均衡型の成長曲線になっていると思います。
私は基本的にファイナンシャルフェアプレー(3年連続で赤字はライセンス剥奪等)の考え方に賛成です

あくまでファイナンシャルフェアプレーの緩和とセットの話にはなりますが、
投資余力が増えることで、以下のような可能性が広がると思います。

「経験豊富な外国人選手の獲得による戦力アップ」
「(上記に付随する)ポジティブな考え方・文化の取り込み、競争レベルの向上」
「新規事業・サービス系の投資」
「事業経験豊富なスタッフの採用」


私が考える、何よりもJリーグの発展に必要なこと。

それは、継続的にアジアNo.1のクラブを輩出し、
クラブワールドカップで南米・欧米のクラブに勝つことです。

そして、このことがJリーグの経済的発展も支えていくと考えているのですが、
その理由を以下にお伝えします。

 

■『人がスポーツで時間やお金を消費するモチベーションとは』

ここで、人がスポーツで時間・お金を消費するモチベーションについて
考えてみたいと思います。シンプルに言うと、下記2つのタイプがあります。

(1)競技レベル嗜好(戦略・スキル面を好む)
 <例>よりハイレベルなサッカーをみたい。

(2)アイデンティティ嗜好
 <例>チームが自分たちの誇りであり、他との比べた差異(優位も含め)を感じたい。

今の日本では、(1)のモチベーションの人たちはヨーロッパサッカーを観ます。
一方で、(2)のモチベーションの人たちはどうでしょうか。

情報・トレンドはほとんどが東京発信。みんな東京へ向かい、ずっと同じ地域に住む人の割合が減少している日本においては、地域クラブ(Jリーグクラブ)に地元アイデンティティを感じにくくなってきていると思うのです。

でも、島国の日本は明らかに他国と違う点もあります。

日本というアイデンティティを感じる日本代表戦はめちゃくちゃ盛り上がる。
皆サッカーが好きなのではなくて、日本の一員であることを感じたいのです。

だからといって、代表戦があるだけではJリーグは変わりません。
「国を感じる」代表戦と「地元を感じる」Jリーグには繋がりが希薄だからです。

しかし、「JクラブがアジアNo.1になる」「クラブワールドカップにも勝つ」ことが当たり前になってくると意味が変わってきます。

以前、浦和レッズがクラブワールドカップの準決勝でACミランと戦い、1対2で惜しくも敗れたことがありましたが、

例えば、浦和レッズが「アジアNo.1の常連」になったとしたら。
或いは「クラブワールドカップで南米・ヨーロッパに勝つ」ことがあれば。

日本代表戦と同じくらいに、日本全国で応援する人が増えると思います。

レッズという「日本」のチームにアイデンティティを感じることができるからです。

そして、その現象は代表戦とは異なり、Jリーグへの相乗効果をもたらします

普段は地元アイデンティティが薄い人たちも、地元のJクラブが「アジアNo.1になったレッズ」と対戦し、もしも勝てたら、「うちの地元もアジアNo.1になれるかも?(地元の誇り)」と思えることでアイデンティティを感じる方々が、一定数いるからです。

だから、「JリーグクラブがアジアNo.1の常連になる必要がある」のです。

強いことだけがアイデンティティではないので、各クラブのブランド戦略(他クラブ・他エンタメ競合との差異をどう出すか)も重要なポイントとなってきますが、今回の外資規制の緩和は「強い日本のクラブ」を直接的に産み出す可能性のある大きな施策であるため、大いに賛成です。

資本力のある外資参入により、選手人件費の高騰や戦力の不均衡が起こる可能性はデメリットもあります。しかし、それよりもメリットの方がはるかに大きいのです。


Jリーグ参入を目論む弊社にとってはハードルが上がることになりますが・・・(汗)

ハードルが上がれば上がるほど、自分たちを更に磨きあげるモチベーションにもなりますので、前向きに捉え日々精進していきます!

このページの先頭へ戻る